インタビュー

レコードカフェ月季|皆さんと共有できるスペースを作りました

更新日:2021/03/26

狭山市富士見にある落ち着いた空間を味わえる【レコードカフェ月季】

店内はジャズが流れており、大人の時間を堪能できるレコードカフェです。

今回は店主の片岡哲明さん(以下、哲明さん)陽子さんに、お店のこだわりや展望についてお話を伺いました。

明季工房から陶芸教室・レコードカフェ月季へ

   始めは小皿やカップなどの陶芸をされていましたが、なぜカフェへと展開したのでしょうか。

陽子さん:2004年に明季工房と陶芸教室を始めました。

常設して販売できるところを作りたいと思い、2階が自宅で隣が工房で1階はずっとテナントだったので、良い機会だと思い自分たちで展示販売を始めました。

 

1年くらい什器を作ったりギャラリーだけでオープンして、自分たちが作ったお皿で食事も出来たら良いと思いキッチンを作り許可を取りカフェにしました。

そして2020年2月20日よりリニューアルオープンし、レコード・コーヒー・カレーで【レコードカフェ月季】になりました。

 

※旦那様の片岡哲明さんはレコード(主にジャズ)がお好きで、1000枚以上のレコードをお持ちだそうです。店内に置いてあるレコードはほんの一部です。

   営業日が週2日(主に金曜日と土曜日)と限定されている理由をお聞かせください。

陽子さん:色々な方から「定期的に空けた方がいい」と言われ、最初は木金土の3日間でした。

今は火曜日と水曜日は陶芸教室があり、木曜日にカレーの仕込みをしています。

 

今後過ごしやすい季節の週末は夜も開けてみたいです。その時はボリュームを上げてレコードを楽しんでもらえたら嬉しいです。

※インタビュー中に哲明さんがコーヒー豆を挽いていただきました。コーヒーのほのかな苦みとまろやかな深い味わいがとてお美味しくて体に染み渡りました。

閉店したカレー屋さんから教えてもらったレシピ

   なぜランチメニューがカレーのみなのでしょうか。普通のカレーとは違い水っぽさが無いドライカレーが特徴的でしたが、こだわりはあるのですか?

陽子さん:よく聞かれるんですが、ランチはスパイスカレーのみです。

カフェで作っているカレーは閉店した飯能の大好きなカレー屋さんから教えてもらったレシピをもとにしています。
「大好きだったカレーが食べられなくなるのは悲しすぎる!」と自分たちが食べたい一心(大好きだった)で、レシピを聞き取りました。カフェを始めようと思い立つずっと以前のことです。

 

レシピを参考に自分たちだけでカレーを食べていたのですが、カフェをやることになってカレーを提供しようと考えました。

塩やオイルなどの基本の調味料は生活クラブの消費材を使用しています。また季節の食材を使うよう心がけ、魚介のカレー、野菜のカレー、お惣菜、ランチデザートは月替わりになっています。

【スパイスやカレーの本が置いてあるので是非読んでみて下さい!】

みんながくつろげる空間を作ることを大切にしている

陽子さん:1番の目標は長く続けていくことと、自分たちが楽しむということです。

心地良い音楽とまた食べたくなるカレー、丁寧に入れるコーヒーでくつろげる心地よい空間を作ることを大切にしています。

レコードが聴きたいな、カレーが食べたいなとまた思い出してもらえたら嬉しいです。

 

お忙しい中、長時間にわたりご協力いただき誠にありがとうございました。

取材・執筆:樺沢拓也  取材:前田龍汰  カメラマン:ビー